確信犯
お母さんのこえが、かすれてる。
すこしこもるhoarse voice(ハスキーなこえ)が、セクシーにきこえた。
「自分のした事は、何があっても赦されないってわかってる。私の子供が、憎しみや恨みを他に向けない為にも、私は子供の傍にいる」
…なんの、話だろ?
「子供が憎んでいいのは私であって、私以外の世界じゃない。子供の不満や怒りを受け止めるのは、親がすべき事だと思ってる」
…お母さんをにくむなんて、
ボクにかぎってありえねーけど。
「私は唯一、責めていい相手なんだと知ってもらう為にも、逃げない」