確信犯
《“あめのきさき”、水気を浴びたような瑞々しい気分になります。
個人的には…“ひせきにこもりて”が、和むというより贖いを請うようで、とても切なく、苦しくなります》
政宗への、感想投稿フォームから。
八重は確かに、そう送った。
八重のコメントをそのまま。
貼り付けられたメール本文。
その下に。
《同じように感じている人は、初めてでした。胃の辺りが“ズシン”と沈むほどの切なさに、もがきたくなります。 政宗》
初めは。
普通に眺めていられた。
眺めていたら。
どんどん心拍数が上がってきて。
勝手に、鈍く響き出す。