私と上司の秘密
1 秘密…。
雲ひとつない陰りのない夜空に、満ちた月が、
綺麗に輝きを放っている。
手を繋いだり腕を組んで仲の良さそうに歩く恋人達や、残業を終えて疲れた顔をして家路を急ぐ会社員やOL達が、せわしなく行き交う
22:00を過ぎた都会の夜の街。
その街のとあるシティホテルの一室…。
冷蔵庫のモーターの音だけが微かに響き渡る静まりかえった暗闇の部屋。
部屋の奥にある、ベッドサイドのライトの明かりだけが微かに照らしている。
私は、ベッドの脇に無言のまま座り、うつ向いた状態で腰をかけている。
『私が眺める視線の先…。』
そこには、私の足元に膝まづいた男性が、私の脚に頬擦りをしている姿がある。
その姿を、私が上から眺めている光景は、知らない人が見ると、奇妙に映るかも知れない。
部屋の大きな窓のカーテンの隙間からは、月明かりが射し込んでいる。
その月明かりの光りに照し出されているベッドサイドに座っている女性の陰は、妖艶に映って見える。
「凛の脚は、本当に、最高だよな。
こうしてただ撫でているだけで、触れているだけで、仕事の疲れも忘れさせてくれて、癒される。」
そう男性は呟いた。
私を上目使いで一点にじっと見つめ、その視線が私の視線と絡み合う。
そしてまた視線を私の脚に戻し、私の脚を優しく何度も何度も撫でながらその脚を愛おしむようにキスを落とした。
綺麗に輝きを放っている。
手を繋いだり腕を組んで仲の良さそうに歩く恋人達や、残業を終えて疲れた顔をして家路を急ぐ会社員やOL達が、せわしなく行き交う
22:00を過ぎた都会の夜の街。
その街のとあるシティホテルの一室…。
冷蔵庫のモーターの音だけが微かに響き渡る静まりかえった暗闇の部屋。
部屋の奥にある、ベッドサイドのライトの明かりだけが微かに照らしている。
私は、ベッドの脇に無言のまま座り、うつ向いた状態で腰をかけている。
『私が眺める視線の先…。』
そこには、私の足元に膝まづいた男性が、私の脚に頬擦りをしている姿がある。
その姿を、私が上から眺めている光景は、知らない人が見ると、奇妙に映るかも知れない。
部屋の大きな窓のカーテンの隙間からは、月明かりが射し込んでいる。
その月明かりの光りに照し出されているベッドサイドに座っている女性の陰は、妖艶に映って見える。
「凛の脚は、本当に、最高だよな。
こうしてただ撫でているだけで、触れているだけで、仕事の疲れも忘れさせてくれて、癒される。」
そう男性は呟いた。
私を上目使いで一点にじっと見つめ、その視線が私の視線と絡み合う。
そしてまた視線を私の脚に戻し、私の脚を優しく何度も何度も撫でながらその脚を愛おしむようにキスを落とした。