私と上司の秘密
暗い部屋の中、課長は、私の脚を優しく、
何度も何度も上下に触れていた。


「やっぱりこの脚は、落ち着くなあ。」

さらに、自分の頬を私の脚にくっつけて、
頬擦りをした。


愛しいペットにでもしている行為のように…。


時折、課長の髪が私の脚に触れ、くすっぐたいような、恥ずかしいような、何とも言えない
感覚になる。


それを誤魔化すように、

「それって、私の脚、だけ、ですか?」

と尋ねてみた。


「拗ねているのか?」

課長は、意地悪な笑みを私に向けた。


「…そういう訳ではないけれど…。」

私は、『プイッ』と横に顔を向けた。


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