私と上司の秘密
私は、目を覚ました。


窓のカーテンの隙間から、光りが射し込んで
いた。


『あれ、今、何時だろう?』

周りを見渡すと、

『…、そうだ、寝てしまったんだ。』

隣には、課長がうつ伏せになって、気持ち 良さそうに寝ている姿が、そこにあった。


『昨日のことは夢ではなく、現実のことだったんだ。』


課長と昨日の行為を思いだし、羞恥心で頭の中がいっぱいになってしまい、赤面して肩までかかっていた布団を鼻の辺りまで引っ張って、そこに顔を埋めた。


< 20 / 299 >

この作品をシェア

pagetop