私と上司の秘密
「っで、聞いてる?」

「えっ、何を?」

「何か考えてた?」

「何も考えてないよ。」

プレゼントはサプライズでするつもりだから、今は、言えない。


「怪しいな。」


疑いの目をこちらに向けている。


それを遮るように、

「何だった?」

「夕飯何?」

「今日は、ロールキャベツ。」

「美味しそうだね。
楽しみ。」

目尻を下げて私に笑顔を向ける。


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