私と上司の秘密
今日は、先に私がお風呂に入り、寝室で休む。


疲れていて、知らないうちに寝てしまっていた。


朝、目覚ましの音で起きると、隣にはもう圭介の姿はなかった。


熟睡していたようで、一度も夜中起きること
なく、休んでいたようだった。


そのわりには、疲れが微妙に抜けていない…。


『何故だろう?
年のせいかな?』


そう思いながら眠たい目を擦りながら、
寝室から出ると、いい匂いがしていた。


私に気付いて、振り返った圭介が、怖いぐらい
の優しそうな笑みだった。


「よく、寝れた?」

笑顔を崩さず聞いてきた。


「熟睡していたつもりだけど、微妙、です。」

「…そう。
…残念だったね。」

そう、話す。
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