私と上司の秘密
「調度、朝御飯出来たから、食べよう。」

もうすでに、テーブルの上に準備してあった
食事を見たとたん、私のお腹が大きく鳴る。


圭介を見ると、クスクスと笑っていた。


『格好悪。』

恥ずかしかったが、食欲に負け、テーブルの前に座る。


『気のせいか、圭介は私の方を異常な程に見ている気がする。』

「私に何か付いています?」

確認してみるも、

「凛を見たかったから…。」

含み笑いで答えた。


おまけに、そんな甘い言葉を言わないで欲しい。


聞いた私が、照れてしまう。
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