私と上司の秘密
『しかし、気になって、気になって仕方がない。』


本当に首筋が隠れているか、不安だ。


電車に乗っていても、仕事中でも、意識をそらそうとすればするほど、首筋が気になり、他人の視線が気になる…。


そんな状態のせいか、仕事では、ミスの連発。


最近、やっと無くなっていい感じでいたのに、最悪…。


私と圭介は、今は、上司と部下。


当然だが、怒られる。


一日中怒られぱなしの最悪な一日だった。


圭介はいたって冷静だ。


『全部全部、圭介が悪いのに…。』
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