私と上司の秘密
「凛、最近、アレ、来てないんじゃないか。」

「アレ!?って…。
あっ、きて、ない。」

『確かに、きてない。』

まるで、他人事のように、私は、呟いた。

動揺しているかと思い、圭介の顔を見ると、
そんな素振りもなく、不敵な笑みを浮かべていた。


そんな彼に少しびっくりする。

「何か笑ってませんか?」

「気のせいだと思うけど。」

『いや、気のせいではないと思う。』

そう思っていると、圭介は通勤用の鞄を何か
ゴソゴソして、紙袋を、取り出した。


「これで、一度、調べてみたらどうだ。」

と私に、手渡してきた。


開けると、細長い箱が入っており、取り出すと
テレビドラマとか見たり、噂で聞いたりする
妊娠検査キッドだった…。


私考えていなかったのに、圭介は、準備が早すぎる。


それに、私の体調ですぐに予想していたなんて、すごすぎる。























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