私と上司の秘密
最近、久しぶりに俺の高校の同級生で、その時からの親友、隼人から連絡があり、凛と結婚する事と、妊娠したこととか伝えると、

「おまえ、計画婚じゃないか?
わりと普段いつも冷静だったおまえが、彼女のこととなると、必死過ぎて面白かったしな。」

隼人は電話ごしにケラケラ笑っていた。


あながち間違いではないので、一瞬言葉に詰まる…。


続けざまに、

「良かったな。
おめでと。
また、今度、落ち着いたら一緒に飲もうな。」

隼人は言った。


「ああっ。」

そう言うと、

「じゃあな。」

と通話が切れた。


『アイツ、何かけてきたんだ?』


そう思いながら、凛の話をしていたら、頭が凛でいっぱいになり、凛の所に戻った…。
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