私と上司の秘密
13 未来
あれからあっという間に、3年の月日が流れていた。
気が付けば、過ぎていたと言う感じがする。
私が妊娠中だった頃、安定期に入った時期に、無事、圭介と結婚式をあげることが出来た。
その結婚式の前日、初めて圭介の御両親と顔を合わせることとなった。
圭介の御両親はお父様の仕事の関係で、海外にずっとみえるそうで、年に一度くらいしか日本に戻らないと言うことらしかった。
私は圭介の御両親と電話では挨拶程度にお話したことはあったが、面と向かって会うことは、初めてだったので、前日からかなり緊張して殆ど眠ることが出来なかった。
そんな状態で、御両親と初対面を果した。
初対面のお母様にいきなり、
「あっ、凛ちゃんね。
圭介から常々電話で聞いているわよ。
圭介が話して通り可愛い子ね。
圭介は、責任もって行動出来る歳だから、私達は信用してるから、そんな圭介が選んだ子だし、私達、普段日本にいないから、圭介のこと、よろしく頼むはね。」
と反対されることも一切なく、あっさり認めてくれたことに拍子抜けしてしまった。
寸前まで緊張していたのは、気苦労に終わってしまった。
優しそうで、素敵な御両親みたいな印象で、安心した。
しかし、
『私のこと、圭介の御両親にいったいどんなこと、話しているんだろう?』
後でどれだけ問いただしても苦笑いするだけで、頑として一切話してくれなかった。
気が付けば、過ぎていたと言う感じがする。
私が妊娠中だった頃、安定期に入った時期に、無事、圭介と結婚式をあげることが出来た。
その結婚式の前日、初めて圭介の御両親と顔を合わせることとなった。
圭介の御両親はお父様の仕事の関係で、海外にずっとみえるそうで、年に一度くらいしか日本に戻らないと言うことらしかった。
私は圭介の御両親と電話では挨拶程度にお話したことはあったが、面と向かって会うことは、初めてだったので、前日からかなり緊張して殆ど眠ることが出来なかった。
そんな状態で、御両親と初対面を果した。
初対面のお母様にいきなり、
「あっ、凛ちゃんね。
圭介から常々電話で聞いているわよ。
圭介が話して通り可愛い子ね。
圭介は、責任もって行動出来る歳だから、私達は信用してるから、そんな圭介が選んだ子だし、私達、普段日本にいないから、圭介のこと、よろしく頼むはね。」
と反対されることも一切なく、あっさり認めてくれたことに拍子抜けしてしまった。
寸前まで緊張していたのは、気苦労に終わってしまった。
優しそうで、素敵な御両親みたいな印象で、安心した。
しかし、
『私のこと、圭介の御両親にいったいどんなこと、話しているんだろう?』
後でどれだけ問いただしても苦笑いするだけで、頑として一切話してくれなかった。