私と上司の秘密
「話って言うのはね。」

「…何だよ、早く言えよ!」

私は、無意識に自分のお腹を触っていた。


「…もしかして!?」

私の行動に気づいたのか、

「もしかして、…出来たの?」

「そう、出来たの。
今日、病院に行って来たら、おめでとうございますって言われて、赤ちゃんが出来ていたの。」

そう、圭介に告げた。


少し無言の状態が続き、圭介が、少しどういう反応を示すか不安になる。
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