私と上司の秘密
「お互い様なんじゃない、ですか?」


皮肉めいた口調で言ってみた。


すると課長は、

「…、そっか、お互い様か。
そうだな、お互い様だな。」

と言いながら、私の太もものつけね辺りを
甘噛みしてきた。


「痛いじゃないですか。」

私は、甘噛みされた場所を擦りながら言った。


「凛、お互い様なんだろう。」

今度は、課長が皮肉めいた口調で言ってきた。


私は反論することが出来ず、冗談半分で課長を
睨んでみた。


「そんな、睨まれたって、無駄、無駄。」

そう言いながら、課長は、私の頭を、
「ポンポン」と軽く叩いた。
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