夏恋[続]
3章
じゃあ、きっと神社だ。
私はドキドキしながら神社に向かった。
いなかったらどうしよう。
起きるの早すぎたかな。
神社の石段を登り、境内に入る。
「あ…!」
拝殿に篤希が目を閉じ、横たわっている。
私は小走りで篤希に近づく。
「…篤希…?もしかして、死んでーー」
「死んでねえよ」
拗ねた様に言った篤希を見ると、笑いがこみ上げてきた。