夏恋[続]



明日、神社で待ち合わせ。

家に帰っても、まだドキドキが止まらない。

布団の上でゴロゴロしながら、1日を思い返す。

浮かんでくるのは篤希の顔ばかり。

学校でも教わらない、この気持ち。

胸の高鳴りの正体が知りたい。



「篤希…」



ポツリと呟けば、あったかい気持ちがじんわり広がった。


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