夏恋[続]



「綺麗…」



透明な海水の中で、魚が優雅に泳いでいる。

あらかじめ、服の下に水着を着ていたので、服を脱ぎ捨てた。

足をそっと海に入れると、ひんやりとした感覚がした。



「お前、杜影鈴音?」


後ろから声をかけられ、振り向くと男子が立っていた。



「そうだけど…」


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