夏恋[続]



次の日。



「あら、早起きしたと思ったら。鈴音、出掛けるの?」

「うん、海か神社に行ってくる」

「気をつけてね」

「分かった。行って来ます」



服の下には水着を着て、昨日の夜の内におばあちゃんに書いてもらった神社の地図を持った。

帽子をかぶって、準備万端。

私は玄関を飛び出した。


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