ミルクティーラブ
「あのー福崎さん、だっけ?俺、中内健っていうんだけど・・・。よかったら仲良くしてくれないかな?」

「はっ?」



突然知らない男子に話しかけられ、あたしは戸惑う。


男子とあまり話したことがないあたしは、こういう時どう接していいのかわからなくなる。



てか、いきなり何?


遥と神田はじっと中内くんを見つめていた。



「メアド教えてよ」

「え、あの・・・えっとー・・・」



しばらく様子を眺めていた遥と神田は、あたしの前に出て、


「はいはい、この子は彼氏いるから。男は寄らないの」


とあたしを庇ってくれた。



「でも、彼氏いないって聞いたけど」


なかなか引き下がらない中内くんに、神田はマジギレする。


「だから!!コイツには近寄んなって言ってんだよ!!」


「わっ・・・わかったよ」



神田のすごい迫力に、中内くんは諦めてどこかへ行ってしまった。






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