ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜
「よし、できた」
大和に手当てしてもらった指には、絆創膏がきれいに巻かれている。
「大和。ありがと……」
「ん。……結菜。夕飯作るの、あとは俺がやっとくから。お前は部屋で休んでろ」
「えっ、でも。今日は、あたしが作る番だし……」
「いいから。それにお前、指に絆創膏巻いてあったら、料理するときやりづらいだろ?だから、無理せず今日はゆっくりしとけ。なっ?」
「分かった。じゃあ、お言葉に甘えて……」
「おう」