ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜
あたしが食卓に行くと、テーブルの上には、本来ならあたしが作るはずだったオムライスにスープ、サラダが並んでいる。
わぁ、どれもおいしそう。
「いただきまーす!」
あたしはさっそく、オムライスをスプーンで一口、口へと運んだ。
「うわ〜!卵がふわふわとろとろで、めっちゃおいしい」
大和が作ってくれたオムライスは本当に絶品で、あたしはあっという間に平らげてしまった。
「結菜、オムライス食うの早っ!!」
「え〜。だって大和のオムライス、すっごく美味しいんだもん。あたしが作るより上手いよ」
「マジで?そんだけうまそうに食べてもらえたら、俺も作った甲斐があるわ」
大和が嬉しそうに笑う。