ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜


「あっ、あの……日高くん」


真凛ちゃんに後押しされて、あたしは友達とおしゃべりしている日高くんに申し訳なく思いながらも、割り込む形で話しかけてみた。

う〜、やっぱ日高くんに声をかけるときは、いつも緊張する。


「ん?何?柏木」


きゃーー、日高くんがこっちを見た。

日高くん、相変わらずお美しい。



「あっ、あのね。今週の土曜か日曜に、友達みんなであたしの家で勉強会するんだけど、良かったら日高くんも来ない?

ひ、日高くんって確か英語が得意なんだよね?だから、教えてもらいたいなと思って……」


「あー、勉強会か……」


「えっ、なになに勉強会!?柏木の友達ってことは、木下たちも来んの!?」


え!?



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