ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜
「ふーん。柏木の家って、案外狭いのな。5人も入ったら、ギュウギュウじゃねぇか」
ピタッと足を止めて、わざとらしくそう言ったのは、大和。
「ひっ、1人暮らしだから、このくらいの広さで十分なんだよ」
「へぇー、そうなんだ」
大和は、ニヤリと笑う。
もう!今日は、必要以上に接触しないって2人で昨日決めたのに、何いきなりあたしに話しかけてるのよ。
この人、絶対あたしの反応を見て、楽しんでるよ。