ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜
「あー、この問題かぁ」
問題集の同じページを見るあたしたち。
ひっ、日高くん、めっちゃ……ちっ、近いです。
お互いのおでこがあと少しでくっついてしまいそうなくらい、日高くんの顔が間近にあって。
しかも日高くん、なんかいい匂いするし。シャンプーの匂いかな?
あまりの近さに、あたしの心臓は飛び出しそうになる。
「この問題はさ……」
日高くんは、あたしの分からない問題を教えてくれてるんだけど。
ドキドキしすぎてあたしは今、勉強どころじゃないよ〜〜。