ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜
「はぁ……でも、結菜にケガがなくて本当に良かった。さっきは、心臓止まるかと思ったわ」
ホッとしたように呟くと、大和は後ろからあたしを抱きしめている腕に、ギュッと力を込める。
「電球替えるくらい、俺がやるから。
俺を呼べよ……。頼むから、もう無茶すんな」
あ……。
あたしとしては、あんなことぐらいで怒鳴ってって思ったけど。
大和は本気であたしのこと、心配してくれたんだね。
ごめんね、大和。そして、ありがとう。
それから大和は、あたしの代わりにキッチンの電球を新しいものに替えてくれた。