ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜
「でっ、でも元はと言えば、これはあたしが教科書を忘れたせいだし。このままじゃ、あたしの気が済まないよ。あたし、何でもやるから」
「……何でも?ほんとに?」
あたしは、大和の問いに、コクリと頷く。
「じゃあさ……」
大和は、持っていたたくさんのプリントを自分の脇に挟むと、あたしに一歩一歩近づいてきて……。
あたしの顎を、片手でクイッと持ち上げた。
「何でもやるって言うならさ、結菜。
……今ここで、俺とキスしてよ」
えっ?