ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜


「……ったく。あいつ、逃げ足だけは速いな。まぁこれから、何もなければいいけど。……結菜?」


「こっ、怖かったぁ〜〜」

あたしは思わずへなへなと、その場に座り込んでしまった。


「もし大和が来てくれてなかったら、今頃あたし、どうなっていたか……」

考えただけで、ぞっとする。


「『今から帰る』って、結菜からメールが届いてからしばらく経ってもなかなか結菜が帰って来ないから、なんか嫌な予感がして様子見に来たんだよ。

そしたら結菜が、あいつに襲われかけてて……。ほんと来て正解だったわ」


「うん。ありがとう、大和……」



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