ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜


「話聞いてくれてありがとう、大和。
お陰で気が楽になったよ」


「ほんとにこの2週間、ずっと1人で悩んでたんだな。
なぁ、結菜。なんでもっと早く、このことを俺とか笹倉や木下たちに言わないんだよ!?言ってくれてたら、何か力になれたかもしれねぇのに……」


「だっ、だって、みんなに心配かけると悪いと思ったから」


「そうだったのか。ごめんな、一緒に住んでるのに俺……全然気づいてやれなくて……。マジでごめん」


「ううん。大和は悪くないから、謝らないで。それに、大和は今まで何度もあたしがピンチのときは、ヒーローみたいに助けてくれて、あたしすごく感謝してるんだから。

今日だって、大和が来てくれてあたし……ほんとに良かったって思って……っ」


あれ?なんだろう。ホッとして気が緩んだからか、目から涙が流れてくる。



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