ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜
アイツの存在
あのあと、たくさん泣いたあたしは、大和と一緒に家に帰ってきた。
早速あたしが、夕飯の準備をしようとキッチンに立ったとき、大和が「今日は俺が代わりに夕飯作ろうか?」と言ってくれたけど……。
今日はあたしが当番だし、大和に甘えてばかりもいられないので、あたしは頑張って夕飯を作った。
夕飯のとき、あまり食欲がなくてあたしはほとんどご飯を食べれなかったけど……。
大和がいつも以上に「おいしい」とあたしの料理を褒めてくれたり、学校であった面白い話をしてくれたりと、少しでもあたしの気分を盛り上げようとしてくれる大和の気遣いが、すごく嬉しかった。