ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜
「俺はいつもこのくらいの時間まで起きてるけど、結菜がこんな時間に水飲みにくるなんて珍しいな。やっぱ、寝れないのか?」
キッチンに入ってきた大和が、あたしに聞く。
「うん。寝ようと思ったら、ストーカーのことが頭に浮かんで、怖くて眠れなくって……」
「そっか。そりゃそうだわな」
「でも学校あるし、さすがに寝なきゃだから、あたし部屋に戻るね」
そう言ってあたしは、キッチンを出たのだけど……
「ねぇ、なんでついてくるの?」
なぜか大和が一緒に、あたしの部屋までついてきた。