ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜
「あの、日高くん……話って、何?」
「あー、えーっと、その……俺……」
「……?」
日高くんにしては、珍しく言葉を詰まらせている。
それに日高くん、なんか目が泳いでるし、いつもより少し顔も赤いような気がする。
もしや……。
「ねぇ、日高くん。もしかして、どこか具合でも悪いの?もししんどいならあたし、一緒に保健室ついて行こうか?」
「えっ、やっ!違うんだ。俺、体調はすっごく良いから。ただ、心臓を除いて……」
心臓……?
そしてまた、しばしの沈黙。
こんな日高くん、今まで見たことない。
本当に、どこか悪いんじゃ……?