ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜
「……ありがとう、日高くん。そう言ってもらえて嬉しいよ。実はあたしも、入学式の日からずっと、日高くんのことが気になってた」
「え、本当に!?」
日高くんが顔を上げて、その表情がパッと明るくなる。
初めて日高くんを見たとき、爽やかでかっこいい人だなって思った。
入学式のあと、日高くんと同じクラスだと分かったときは、すっごく嬉しくて。
それ以来あたしは、確かに日高くんのことが気になってた。