ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜
あたしは、感激のあまりに、目から涙がポロポロと出てきて、止まらない。
「結菜、返事は?」
「はっ、はい……!」
あたしはコクコクと、何度も何度も頷く。
「あたしも、大和のことが……すっ、
好き……だから」
よし、ちゃんと言えた!と思ったのに。
「え?俺のことが、何だって?
よく聞こえなかった。もう1回!」
「ちょっと!こんなに近くにいるんだから、今のは絶対聞こえてたでしょう!?」
「ううん。俺、耳が遠いから分かんなかった。ほら、早く言えよ」
大和が、意地悪そうに笑う。