ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜
「ねぇ、大和。もうここから出て行くとか言わないよね?」
「ああ。もう言わねぇよ。俺はずっと、結菜のそばにいるから。だから、これからもここでお世話になります」
大和はそう言うと、あたしの頬にチュッとキスをしてくれる。
大和が、自分のことを嫌いだと言ってるのを聞いてしまい、一度は失恋したとまで思った、大和への恋。
あたしたちは、誤解からすれ違って、少しだけ遠回りしちゃったけど……。
大和に、好きだと言ってもらえて。
今こうして、大和と想いが通じ合うことができて、本当に良かった。
大和。改めて、これからもよろしくね。