ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜


「という訳だけど、分かった?結菜」


「たっ、多分……」


あたしは、大和に解き方を教えてもらった数学の問題に、もう一度挑んでみる。


「あ、やった!できたかも」


「どれどれ?お、正解だな。結菜も、やればできんじゃん。まぁ、俺が教えてるんだから、できるようになって当然だけど」



──チュッ。


「……!?」


大和が、あたしの肩を抱き寄せて、額に軽くキスを落とした。



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