ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜
「なっ、何すんの!?」
「何って、キスだけど?」
「そっ、それは分かってるけど。べっ、勉強中の彼女にキスするバカが、どこにいるのよ!?」
「ここにいるけど?つーか、俺バカじゃねーし。訂正しとけ。
あと、分からなくて解けなかった問題がちゃんと解けた彼女に、ご褒美のキスをして何が悪い」
「ごっ、ご褒美って。こんな不意打ち……」
「何?もしかして、おでこじゃ不満だった?」
「別に誰もふっ、不満だなんて言ってな……んんっ!」
あごを持ち上げられたと思ったときには、あたしは大和に唇を塞がれていた。