ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜
「……あたしもだよ。あたしも、この先大和がいてくれないと、もう生きていけない」
「……結菜?」
「ごめんね。嫌いっていうのも、帰るっていうのも嘘なの。大和にちょっと意地悪してみたくなっただけ」
「マジかよ。一瞬本当に嫌われたのかと思って、超焦ったんだけど」
「あはは。ごめんね?大和」
「ほんと。この俺にそんなことするなんて、結菜のくせに生意気」
「えっ、あっ!いたたたたっ」
大和はムスッとした顔で、あたしの頬を両手で思いきり引っ張った。