ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜
「もう!痛いじゃない、大和。少しは手加減しなさいよ」
「うるせぇ。バカなこと言った、結菜が悪い」
そう言うと大和は、今度はあたしを正面からギュッと抱きしめた。
「もうあんな嘘は、二度と言うな。
結菜、これからもずっと俺のそばにいろ」
「そんなの、当たり前だよ。だってあたし、大和のことが大好きなんだもん。
離れるなんて、考えられないよ」
あたしは大和の背中に腕をまわして、ぎゅーっと抱きしめ返す。