ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜


「ちょっと!あんたが、あのときの大和なの!?」


あたしは、目の前にいる性悪男に聞く。



「お前、やっと俺のこと思い出したのかよ。時間かかりすぎだって、バカ結菜」


“バカ結菜”


あたしのことをそう呼ぶってことは、やっぱりこの男……幼なじみの大和だ。


今、目の前にいる男が、自分が幼い頃大嫌いだった幼なじみだと判明して、あたしの身体は、わなわなと震える。



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