ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜
「昨日言い忘れてたけど、俺らが一緒に住んでることは、2人だけの秘密な。
俺らが2人きりで同居してるなんて、さすがに学校の奴にバレるとまずいし、もしバレたらなんか面倒だろ?
だから絶対、誰にも言うなよ?」
「ああ、そうだよね。うん、分かった」
「あと、ご飯作るのは交代ってことで。
昨日の夕飯と今日の朝飯は俺が作ったから、次はお前な。
じゃ、そういうことで。俺、先行くわ」
それだけ言うと、大和はさっさと家を出て行った。
もう8時だし、あたしも急がなきゃ。
朝食を食べ終えると、鞄を持って家の鍵をかけて、あたしも家を出た。