ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜
「あのさ。なんか柏木が具合悪いから、先に帰るってさ」
はい!?
ちょっ、ちょっと待って大和。
あたし、具合悪いなんて一言も言ってないんだけど!?
部屋に入るなり、勝手に変なこと言わないでくれるかな!?
「あのっ!あたし、別にしんどくなんか……「だから俺、柏木のことが心配だから、家まで送ってくわ。
というわけで悪いけど、俺もここで抜けまーす。あとは皆さんでごゆっくり〜♪」
言い返そうとしたあたしの声は、大和の声によってかき消され……
「ほら、行くぞ!」
あたしは大和に無理やり引きずられるようにして、カラオケ店をあとにした。