ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜
「え?何?離してやんねぇのあと、何て言ったの?声が小さくて、よく聞こえなかった。もう1回!」
「うっせぇ。ブスのくせに、ナンパされて調子のんなって言ったんだよ」
「はぁ?あたし調子のってなんかないし。変な言いがかりはやめてくれる?」
もぉ!そんなこと言われるんなら、もう1回って、聞き返すんじゃなかった。
「……しかもお前、さっきのカラオケでなんか、日高って奴と仲良くしてたしよぉ……。あー!思い出しただけで、ほんと腹立つわ」
そう言って、自分の髪をくしゃくしゃっとする大和。
「ちょっと!なんでそこで、日高くんが出てくるのよ!?今、日高くんは関係ないでしょう!?」
「…………」
って、無視かよ!
ていうかさ、なんであたしが日高くんと仲良くしてたら、大和が不機嫌になるわけ?
ほんと、よく分からない幼なじみだわ。