年上訳あり彼氏
出会い
「じゃーねー」

「元気でね」

「また遊ぼうね」


そう、みんなが口々にお別れの言葉を言っている。

3月1日

今日は高校の卒業式だ。


私、南 柚葉。

私も今日の式の主人公の1人。

これから、短い春休みの後に地元の会社に就職する。


「柚葉~寂しいよ~
絶対、遊ぼうね!よし、明日から遊びまくろう!カラオケでしょー。あとショッピングに…」

「悠理…」

高校に入ってからずっと仲良しの親友、白石悠理。

彼女は卒業後、ここ九州を離れ東京へ就職が決まっている。


楽しかった高校生活を思い出し、ウルっときた。

「うん。離れてもずっと親友でいてね?」

「当たり前じゃない!一生の別れじゃあるまいし、泣かない!じゃ、また連絡するねー。」

「うん、ばいばい。」


私達はそのまま高校を後にした。


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