BEAST POLICEⅡ

こんな危険があっても、飲み込み作戦で密輸を試みる輩は後を絶たない。

理由は簡単、それだけ成功率が高い為。

麻薬を取り締まる当局にとっては、体の中に入れられると取り締まりが困難だ。

対策としてできる事は、空港内で動きが怪しい者をマークするくらいだ。

バンコク空港やシンガポール空港は、私服捜査官が常にターミナルをパトロールしている。

捜査官は、ぎこちない動きの男を発見すると別室に連れて行く。

そして、体を前屈みに倒すよう命じる。

体の中に異物を隠している者は、前屈みの姿勢がとれないのだという。