BEAST POLICEⅡ
その時だった。
突然轟く二発の銃声。
同時に男の頭部に、二つの銃創が穿たれた。
異常なまでのタフネスを誇った男も、流石に頭部を撃たれては一溜まりもない。
巽から手を離し、ズルズルと倒れていく。
「そのタイプのジャンキーは、スタンガンを14回撃ち込まれても動きを封じられない。殺す気でやらなきゃ駄目だ」
そんな声が聞こえ、巽は振り返る。
そこには、オーストリア製自動拳銃グロック17を両手で構えた茶髪のアメリカ人男性が立っていた。
モスグリーンの上下に、タクティカルベスト。
警察や特殊部隊系の服装だ。
「助太刀感謝する…日本語上手いんだな」
「何度かプライベートで日本には来たんでな」
そう言って男性はグロック17を右大腿部のホルスターに収め、代わりに身分証を出した。
「LAPD(ロサンゼルス市警)SWAT所属のクリスチャン・ロックフィールドだ。警視庁での合同捜査の為、来日した」
突然轟く二発の銃声。
同時に男の頭部に、二つの銃創が穿たれた。
異常なまでのタフネスを誇った男も、流石に頭部を撃たれては一溜まりもない。
巽から手を離し、ズルズルと倒れていく。
「そのタイプのジャンキーは、スタンガンを14回撃ち込まれても動きを封じられない。殺す気でやらなきゃ駄目だ」
そんな声が聞こえ、巽は振り返る。
そこには、オーストリア製自動拳銃グロック17を両手で構えた茶髪のアメリカ人男性が立っていた。
モスグリーンの上下に、タクティカルベスト。
警察や特殊部隊系の服装だ。
「助太刀感謝する…日本語上手いんだな」
「何度かプライベートで日本には来たんでな」
そう言って男性はグロック17を右大腿部のホルスターに収め、代わりに身分証を出した。
「LAPD(ロサンゼルス市警)SWAT所属のクリスチャン・ロックフィールドだ。警視庁での合同捜査の為、来日した」