あの日あの場所で

「で、何歳?」

「...12」


「あら。そんな小さい子が、なんでまた血だらけで倒れてたのかな?」




「それは...っ」




「まぁそこは無理には聞かないよ。ただ、自分でやったんだね?」


「......はい」




「それだけ聞ければいい。もうちょっとゆっくりしなさい。家には...連絡いれなくていい?怪我のことじゃなくて、帰らないと心配するでしょ」


「私から入れます。友達のいえに泊まるとか言うから大丈夫です」




「そう。よかった。じゃあね。ゆっくりしてって」


ガラガラ。



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