辛口な君は苦手です
神崎はおまけにチョコレートドリンクまで買ってきてくれた。
「おいしーっっ!!」
チョコレートドリンクとショコラでとても幸せな気分になる。
チョコ✖️チョコで甘すぎない?って?
いいのっ!甘いもの沢山食べてる時が幸せなんだから♪♪
「ははっ めっちゃアホ面!」
「うるさいっ!美味しいんもだもん♪
神崎も飲む?飲んだら幸せになれるよ〜♪」
「俺はいいよ、お前が飲みな」
そう言った神崎は今までに見たことないくらい優しく笑っていた。
…二人でいるときはそんなに辛口なこと言わないんだな。
学校でも、ずっとこんな感じなら喧嘩しないしいいのに…。
そろそろいくかという神崎の声で立ち上がり、お店を後にする
「神崎、ショコラ屋さんに連れてきてくれて、ありがとうっ!
すごく美味しかった♪」
「そりゃあよかった。」
お店を出て、少し歩くと私たちの学校が見えてきた。
神崎はそのまま左へ曲がって歩く。
…あれ?神崎の家は右だよね?
「お、おめーみたいなちんちくりんが好きな
物好きもいるだろうし、もう暗いから送ってってやるよ…」
「ちんちくりんって!
神崎の家、私の家と反対方向でしょ?
遠回りになっちゃうから送らなくて大丈夫だよ。」
「そんなん気にしなくていいんだよ…。
お前も一応女なんだし…。
こーいうときは黙って甘えとけ」