辛口な君は苦手です
「あー、あいつなら今日は休みだよ。
風邪らしいけど?」
「えーーー、そんなぁ…」
まさかの休みでガックシと肩を落とす。
「…ちょっと待ってろ」
そう言って1度教室に入った神崎は自分の鞄に手を入れゴソゴソと何かを探している。
「ほらよ。俺のを貸してやる…。」
「え、いいの?!」
「もちろん、条件付きだけどな 笑」
「条件って…?」
「お前が電子辞書返しに来るまでに考えとく。
授業終わったら返しに来いよ?
…うちも2時間目英語だから。」
「う、ん。わかった!
…あの、ありがとう!」
「どういたしまして。」
あー、、なんとか電子辞書借りられてよかった。
けど、条件ってなんだろう…。
変なこと言われなきゃいいけど…。