辛口な君は苦手です
ー放課後ー
日直の仕事で少し遅くなってしまった私は急いで荷物をまとめて2組へ向かう。
2組のドアを開けようとすると中から声が聞こえた。
「竜哉〜!お前最近麗奈ちゃんからめっちゃアピールされてんじゃん!!」
「そんなことねーだろ。
あいつはいつもあんな感じだし。」
この声、、神崎だ。
「麗奈ちゃんスタイルもよくて可愛いじゃん」
「確かに、顔は可愛いよな」
やっぱり、、神崎、麗奈ちゃんのこと
好きなのかな…?
「あ、でも俺は麗奈ちゃんよりも1組の植竹さんが好みだな〜!」
ふと聞こえてきた私の名前。
「え!お前もかよ!
俺も植竹さんめっちゃ好み!
ふわふわしてて可愛いよな〜!」
神崎の友達2人から名前を出され、少し恥ずかしくなる。
「お前ら、見る目ねーな。
あいつが可愛い?目おかしいんじゃねーの?」