〜LOVE GAME〜
私と洸が階段を半分降りたとき、




ペタッペタッ





何かの足音がきこえてくる。






「こ、洸!やばぃよ!」




「急ぐぞ!」





洸も私も小声で話し、急いで階段を降りる。





階段を降りるとそれを待ち構えていたかのように、お化けたちが襲ってくる。






「きゃーー!!!こないでっ!やだやだやだ!!」





私が叫んでると洸が





「つかまってろ。」




そう言って腕を私のほうにあげてきた。





私はとにかくお化けが怖くて、洸の腕にガシッとしがみついた。





「走るぞ。」




洸がそう言うと、私と洸は無我夢中で走った。




お化けは歩くのがとても遅い。
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